簡易的なメールサーバーを立てて、vCenterのメールアラートテストをする Part1
日々サポート業務をしていると、障害が発生した際に、メールでアラート通知をしたい。という問い合わせが入る事があります。今回はテストを行うために簡易的なメールサーバーを立てて、メールアラートを飛ばす検証を行いましたので、記録として残しておきます。
1.Windows Server上にhMailServerというソフトをインストールしてメールサーバーを立てる。
今回はhMailServerというソフトを使用しますので、以下URLからダウンロードします。
https://www.hmailserver.com/download
ダウンロードが完了したら実行します。
Full instalationを選択します。
今回はMySQLを使用しますので、Use external database engineを選択します。
Installを実行します
メールサーバーのパスワードを設定します。
インストールが完了したら、次はデータベースの設定を行いますが
先にMySQLのインストールと設定を行います。
以下のサイトからMySQLをダウンロードします。
https://www.mysql.com/jp/downloads/
Archivesをクリック
今回はProduct Version: 5.7.21をダウンロードします。
"mysql-installer-web-community-5.7.21.0.msi"のファイルがダウンロードできたら、実行してインストールウィザードを起動します。
Server Computerを選択
Excuteを実行
Finishをクリック
次はhMailServerのデータベースのセットアップを行います。
Create a new hMailServer databaseを選択
MySQLを選択します。
データベースのアドレスとPort、データベースの名前、認証情報を入力します。
MySQLのサービスと関連付けをします。
libmysql.dllが見つからない旨のエラーメッセージが表示されます。
32bit版のlibmysql.dllが必要なので以下のURLを参考にC:\Program Files (x86)\hMailServer\Binへコピーします。
http://dim5.net/windows-server/hmailserver-install.html
コピー後にNextをクリックすると、インストールが先に進むのでCloseをクリックして設定を終了します。
DBの設定が完了したら、管理画面にアクセスします。
Connectをクリックします。
パスワードを入力します。
Add domainをクリック
ドメインを入力して、Saveを押します。
作成したドメインの配下のAccountsをクリックして、アカウントを作成します。
アドレスとパスワードの設定を行い、Saveをクリックします。
今回は、テスト用に二つのアドレスを作成しました。
メールサーバーの設定が完了したので、送受信のテストを行います。
今回はメールソフトにThunderbirdを使います。
以下は、"接続する上での危険性を理解しました"にチェックを入れて、完了をクリックします。
作成した二つのメールアドレス間でテストメールを送信します。
テストメールの送信と受信が確認できました。
次回はこのアドレスを使用して、vCenterのアラートメールテストを行います。