SDDC ManagerのProxy設定について
今回は、VMware Cloud Foundation(VCF)ネタです。
SDDC Managerは、VCFのコンポーネントを管理、デプロイ、アップグレードするためのツールです。
例えば、アップグレードなどをする時は、VCFのアップグレードバンドルをダウンロードする必要がありますが、MyVMwareの資格情報を入力するだけで、簡単にダウンロードが可能です。ダウンロード後はSDDC Manager GUI経由で、SDDC Manager/vCenter(PSC)/NSX/ESXiなどのコンポーネントが簡単にアップグレードできます。
しかし、環境によってはProxyを経由させる必要がある場合があると思います。その場合はSDDC Managerの設定を変更させる必要がありますので、今回はその変更手順について記載します。
SSHクライアントを使用してSDDCManagerに接続します
vcfユーザー資格情報を使用してSDDCマネージャーにログインします。 次に、権限をrootに昇格させる必要があります
Configファイルを変更します。
VCF 2.3以降では、Configファイルは以下です。
/opt/vmware/vcf/lcm/lcm-app/conf/application-prod.properties
Configファイルのapplication-prod.propertiesを編集します。
LCM DEPOT PROPERTIES項目の以下3つを修正します。
lcm.depot.adapter.proxyEnabled=false
lcm.depot.adapter.proxyHost=proxy.vmware.com
lcm.depot.adapter.proxyPort=3128
以下のように修正します。
lcm.depot.adapter.proxyEnabled=true
lcm.depot.adapter.proxyHost=<Proxy Server Hostname or IP>
lcm.depot.adapter.proxyPort=Port番号
編集後、サービスを再起動します。
systemctl restart lcm
以上です。