KMVBLOG

VMware関連のトラブルシュート・設定・検証関連の備忘録

SDDC ManagerのProxy設定について

今回は、VMware Cloud Foundation(VCF)ネタです。

SDDC Managerは、VCFのコンポーネントを管理、デプロイ、アップグレードするためのツールです。

例えば、アップグレードなどをする時は、VCFのアップグレードバンドルをダウンロードする必要がありますが、MyVMwareの資格情報を入力するだけで、簡単にダウンロードが可能です。ダウンロード後はSDDC Manager GUI経由で、SDDC Manager/vCenter(PSC)/NSX/ESXiなどのコンポーネントが簡単にアップグレードできます。

しかし、環境によってはProxyを経由させる必要がある場合があると思います。その場合はSDDC Managerの設定を変更させる必要がありますので、今回はその変更手順について記載します。

 

SSHクライアントを使用してSDDCManagerに接続します

vcfユーザー資格情報を使用してSDDCマネージャーにログインします。 次に、権限をrootに昇格させる必要があります

f:id:Kame-chan:20201102085258p:plain

 

Configファイルを変更します。

VCF 2.3以降では、Configファイルは以下です。

/opt/vmware/vcf/lcm/lcm-app/conf/application-prod.properties

 

Configファイルのapplication-prod.propertiesを編集します。

LCM DEPOT PROPERTIES項目の以下3つを修正します。

lcm.depot.adapter.proxyEnabled=false
lcm.depot.adapter.proxyHost=proxy.vmware.com
lcm.depot.adapter.proxyPort=3128

f:id:Kame-chan:20201102091112p:plain

以下のように修正します。

lcm.depot.adapter.proxyEnabled=true
lcm.depot.adapter.proxyHost=<Proxy Server Hostname or IP>
lcm.depot.adapter.proxyPort=Port番号

 編集後、サービスを再起動します。

systemctl restart lcm

 

以上です。